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「赤か白」から卒業!初心者でもすぐに試せる簡単ワイン選び入門

2018.07.03

ワインというと、みなさんはどんな印象を抱きますか?「高級なイメージのお酒で、ギフトに選ぶと良さそう」というようなところでしょうか。ただ、敷居が高そうなイメージもあって、「自分からは手を出しづらい…」という方も多いのでは?今回は、難しいと思われがちなワインの選び方を、以前ワイン売場を経験したブログ担当が精魂込めてわかりやすく解説。「とりあえず赤?白?」から一歩踏み込んで、多種多様な味わいが広がるワインの世界を愉しんでみませんか?
※掲載価格はすべて税込です。

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■赤・白の中にも種類がたくさん!ぶどうが違えば味も違う


想像してみてください。
「いつもビールだから、たまには…」と思ったあなたは今、ワインショップ(伊勢丹新宿店本館地下1階=グランド カーヴ)に来ています。目の前にずらっとワインが並んではいるものの、どれがどんな味かまったく見当がつかず…。思わず立ちつくしてしまっているところに、ショップのスタイリストが話しかけてきてくれました。

スタイリスト「何かお探しですか?」
あなた「(よかったぁ、助かった…)はい、えっと、その…と、とりあえず赤で…」

ここで、スタイリストから衝撃の一言が。

スタイリスト「かしこまりました。では、どのような赤がよろしいでしょうか?」
あなた「……え?」

はい、来ました。いかにも専門性が高そうな謎の質問。
いやどのような赤がと言われましても!?赤って言ったら赤ワインでしょ?そんなに種類あるの??
…とツッコミを入れたくなりそうですが、ここで少し、できるだけ身近な例を用いて考えてみましょう。

たとえば、みかんジュースでご説明すると…
みかんは和歌山や愛媛、熊本など日本各地で栽培されていて、地域ごとに味わいの違いがあります。そのため、どの地域のみかんを使ったジュースかによって、味も「甘め」とか「ちょっと酸っぱめ」といった違いが出てきます。
実際に全国のみかんジュースを飲み比べた経験のない方でも、これはなんとなく想像できるのではないでしょうか。

実は、ワインにも全く同じことが言えます。
ワインはぶどうを発酵させてつくられるお酒です。いわゆる赤ワインに使われるぶどうを黒ぶどう、白ワインに使われるものを白ぶどうと呼びますが、これらは(栽培技術の進歩もあり)いまや世界中で栽培されています。暑いところ、寒いところ、乾いたところ、湿ったところといった、さまざまな条件のもとで育ったそれぞれのぶどうには、果皮の渋みや果肉・果汁の糖度など、あらゆる面で違いが生まれてきます。それゆえ、赤ワイン・白ワインと一言に言っても、どこのぶどうを使っているかによって、それぞれ味わいも変化してくるのです。
(具体的に言えば、ぶどうの産地、そして育てているぶどうの種類(いわゆる品種。例えばいちごで言うところの「あまおう」とか「とちおとめ」みたいな感じです)によって味わいに大きな違いがもたらされるのですが…今回はいったん置いておきましょう。)

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ぶどう栽培の様子。こうして育てられたぶどうの果汁などを使って、ワインがつくられます。

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赤ワインの原料となる黒ぶどう。

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白ワインの原料となる白ぶどう。


なので「とりあえず赤」では不十分で、飲みたい味をより正確に表現したり、人と共有するためには、「どんな赤がいいのか」を伝えなければならない―。ワイン初心者を自認する方にとっては、この概念を掴むことが大切で、あとはどんな味わいの種類があるか覚えればいいのです。
「難しそう」という声が聞こえてきそうですが、そこはご安心ください。
理屈や理論はとりあえず抜きにして、初心者の方にに覚えてほしい味わいの(表現の)種類は、おおよそ次に述べる4種類で十分です。
 

■ワイン選びの入門の扉!初心者が知るべき味わいの4大分類


ワイン売り場に並んでいる商品には、それがどんなワインか示す説明書き(コメント)がされています。その内容を覚えて、ワインを飲むシーンに応じて「これ!」と言えたらかっこいいのですが…なかなか大変です。

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商品名や価格以外にも、なにやらいろいろ書かれています。

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「産地」や「品種」をはじめ、書いてあることは違うから味も違うのかなと想像はつきますが…


こういう膨大な情報は、できるだけまとめて、シンプルに考えるのが一番。一本一本違う文言が書かれていますが、その大元をたどっていくと、味わいのジャンルは以下の4つに大別されます。

1.お肉料理のお供に!どっしりとした【重い(重口の)赤】
赤ワインというと、「渋い」とのイメージを持つ方が多いでしょう。黒ぶどうの果汁に加え、果皮や種、そして茎をも原料とする赤ワインには、独特の渋味(タンニンといわれます)があります。その渋味が強く、力強さを感じるのが、いわゆる重い赤という表現になります。グラスに注いでみると、その色合いは重厚で、どちらかというと黒に近い感じ。そんな味も見た目も濃い赤ワインは、赤身の肉を使った料理、ステーキやビーフシチュー、ハンバーグなどととてもよく合います。

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<クレール ヴィラール リュルトン>オー メドック(フランス製/750ml) 税込2,484円
黒スグリやチェリーの果実香に加え、スパイスのニュアンスも含まれています。これがお肉とよく合う秘密のひとつ。

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グラスに注いでみるとこんな感じ。凝縮されたような濃い色合いです。

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どれくらい色が濃いのか、写真のような図の上にグラスに入ったワインをかざして実験。

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ワイン越しには、なかなか図形の姿をとらえることができません。商品コメントを見ずとも、このくらい色が濃い赤ならば、「わりと重い方なのかな?」と想像できたりします。


\たとえばこんな料理と合わせて/

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<六本木 炭火焼肉 An>黒毛和牛ステーキとグリル野菜 2,160円
本館地下1階=旨の膳


2.香り豊かで華やかな味わい!何でも合わせやすい【軽い(軽口の)赤】
重い赤の力強い印象とは対照的に、口に含んだら、さらさら~っと流れていくような優美さ、しなやかさを感じるのが軽い赤の特徴。ラズベリーやチェリーといった赤いフルーツが香りや味わいの中に感じられます。タンニンはそれほど強くなく、「赤のずっしりした感じが苦手で…」という方でも飲みやすいタイプです。程よい酸味も感じられ、幅広い料理に合わせることが出来るのもポイント。レモンチキンや鰻の蒲焼き、さらには鯖の味噌煮や馬刺しなどにも良い相性を示します。

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<マーフィー グードゥ>ピノ・ノワール(アメリカ製/750ml) 税込2,700円
軽い赤のもととなるブドウ品種「ピノ・ノワール」は、冷涼な気候を好み、繊細で複雑な味わいをつくり出します。バニラのような香りがあるのも特徴。

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グラスに注いでみるとこんな感じ。さっきの「重い赤」より、色のトーンが少し薄めなの、わかりますか?

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こうしてみると、比較的淡い色であることがよりはっきりします。同じく下にさきほどの図形を配置していますが、「重い赤」のときには見えなかった「×」の線を、ワイン越しにも見ることができます。

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ここまでご紹介した「2つの赤」を並べてみましょう。どっちが重くてどっちが軽いか、もうおわかりですよね。同じ「赤ワイン」でも、モノによってかなり違ってくるのです。


\たとえばこんな料理と合わせて/

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<つきじ宮川本廛>うなぎ蒲焼 蘭(一串) 2,575円
本館地下1階=旨の膳


3.和食との相性も抜群!きりっとした【辛口の白】
白ワインを口にされる方はイメージできるかと思いますが、基本的に白ワインは赤よりも低い温度で提供されますよね。赤と違い、白ブドウの果汁のみを使って造られる白ワインは、「さわやかさ」をシンプルに味わうもの。ちょっとお高い本格派のミネラルウォーターを飲んだときのような心地よいフレッシュさ(白ワインの表現として、「ミネラル感」という言葉がよくあてられます)も楽しむために、がっちり冷えていた方がいいのです。こういった前提を知っていると、特に暑い夏は赤より白が好んで選ばれるというのも、ちょっと納得ですね。
このような白ワインの中で「辛口」といわれる部類のものは、上述の「さわやかさ」「ミネラル感」をはっきり感じられるのが特徴。シャープな酸味もあり、全体的にすっきりしているので、たとえば白身魚のカルパッチョや、和食全般とうまく合わせることができます。

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<ラ シャブリジェンヌ>シャブリ ラ ピエレレ(フランス製/750ml) 税込2,376円
柑橘系のキレのある味わいの中にも、洋梨やリンゴを思わせる果実味を感じることができます。

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グラスに注いでみるとこんな感じ。詳しくない方でも「たぶんいい畑で造られてるんだろうな…」と思うくらい、黄金色に輝いています(実際、いい畑で造られています)。


\たとえばこんな料理と合わせて/

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<スシアベニュー K's>海鮮ちらし 972円
本館地下1階=旨の膳


4.口の中に広がる果実味!フルーティーな【甘口の白】
辛口の白が「きりっと」した印象なのに対し、甘口の白は「とろ~り」というようなニュアンスではないかと思います。甘口というくらいなので、ワインに含まれている糖分が比較的多く、フルーティーな味わいになります。ブドウの糖分が発酵してアルコールになるのがワインづくりの流れですが、糖分が多い(発酵してアルコールにならずに糖分が残っている)ということは、アルコール度数が低いということを示します。そういう意味では、「強いお酒はちょっと…」という方もある程度試しやすい部類だと言えるかもしれません。
「甘いものには甘いものを」ということで、食後のデザートとともにいただくのもいいでしょう。ただ、甘口と言っても「それほど甘くない」もの(「半甘口」、「やや甘口」といった表現になります)は、和食との相性もよかったりします。

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<ローゼンブラザーズ>ドクターローゼン リースリング Q.b.A(ドイツ製/750ml) 税込2,052円
桃や杏を思わせるフルーティーな味わいが特徴の、やや甘口リースリングです。

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先ほどの白に比べると、全体的に薄めな印象。また、こうして横から見ると、液面の層(赤丸をつけているところ)が少し厚く見えますよね。この表面の層(ワイン用語で「ディスク」と言われます)、一般的に、糖分を多く含むワインほど厚いのです。飲まずとも、見た目のいろんな箇所を観察することで、だいたいの味が想像できるのもワインの面白いところです。


\たとえばこんな料理と合わせて/

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<魚信>おさかな屋さんの天ぷら盛合せ(1パック) 1,296円
本館地下1階=旨の膳
※日によって内容は変わります



「いろんな料理に合わせられるし、とりあえず軽めの赤にしとこうかな」
味わいの4大分類を覚えて、スタイリストの質問にさらっと答えるあなたは、もう「こだわってワインを探している人」です。ワイン初心者の方も、今回ご紹介した「4つの味わい」という地図を手に、ぜひ一度売場に並んでいるボトルたちを眺め、価格とともに示されているコメントを眺め、スタイリストと話をしてみてください。いままで気付かなかったワインの世界の奥深さ、幅広さが、あなたの日常をより素敵なものにしてくれる…かもしれません。

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各商品のコメントについているこのチャートが、味わいを想像するヒント!「ヘビー」=重い、「ライト」=軽い、「ドライ」=辛口、「スウィート」=甘口と解釈しましょう。
伊勢丹新宿店本館地下1階=グランド カーヴのほとんどのワインには、このチャート入り商品コメントがついています。


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ちなみにスタイリストは、今回のブログのように質問を淡々とするのではなく、何気ない会話の中からお客さまの好みに合うワインを探し出してくれる、優しくて頼れるアドバイザーです。どうぞお気軽にお声掛けください。

~ちなみに~
イタリア産のスパークリングワイン特集「Notte Bianca~フランチャコルタの祭典~」があしたからスタート!

今回のブログでは触れませんでしたが、ワインには暑い時期に飲みたくなる発泡性のもの(スパークリングワイン)もあります。

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グランドカーヴには、各地域のスパークリングワインを常時展開しています。これについてもまた改めてご紹介したいところです。

その中で、今ワイン業界で最も注目されている北イタリア・ロンバルディア州東部のフランチャコルタ地域というところでつくられたスパークリングワイン「フランチャコルタ」の特集が、ワインに合うおすすめフードとともに本館地下1階=フードコレクションにて催されます。期間内にはイベントも盛りだくさん!ワイン通な方も、初心者の方も、誰もが楽しめる内容となっています。ぜひお越しください!!
※この催事については、あしたのブログでくわしくお伝えします。

「Notte Bianca~フランチャコルタの祭典~」
□7月4日(水)~7月8日(日)
□新宿店本館地下1階=フードコレクション

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※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※未成年の飲酒は、法律で禁止されています。

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