吉良 竜哉

イタリア展の眺め方#2

2014.09.28

  ついに伊勢丹新宿店においてイタリア展が始まりました!

続けてこのブログでお伝えしておりますイタリア展の話題でございますが、今回は特集ブースでもご紹介するフランチャコルタについてです。

スパークリングといえば11月にシャンパーニュの祭典ノエル・ア・ラ・モードもございますし、イタリアといえばプロセッコの方が知名度も高いので、フランチャコルタ自体は普段店頭でもなかなか表舞台に出ない存在ではあります。それは私にはもったいないと思われます。

フランチャコルタは全てシャンパーニュと同じ瓶内2次発酵、さらに最低熟成期間はノンヴィンテージでシャンパーニュの15か月よりも長い18か月と規定されています。用いられる品種もピノ・ネロ(ピノ・ノワール)、シャルドネ、ピノ・ビアンコ(ピノ・ブラン)とシャンパーニュとの共通点があり、いかに品質面でも拮抗しているかというのがお分かり頂けるかと思います。しかも金額の平均としてはシャンパーニュの約2/3程度です。今まであまりピンとこなかったというお客さまにも、是非この機会にお試し頂きたいです。

フランチャコルタの土壌は主にモレーンです。産地の北に南北に細長いイゼオ湖が広がっていて、形からも氷河が削り取ったのが良くわかります。その礫や砂を基本とするこの地の土壌は適度な厚みをもち華やかな香りが特徴的な葡萄を育てます。

このモレーン土壌中心のフランチャコルタの産地も主だった生産者は2つの産地(丘陵地)に集約されます。大手の生産社が集まりよりリッチで肉付の良いボディをもつ「エル・ブスコ」とより繊細なボディと落ち着いた酸が特徴の「コルテ・フランカ」の2か所です。

今回、イタリア展のフランチャコルタブースにてご紹介している11社の本拠地を2つの産地別に分けてみました。(あくまで本拠地の区分です。両方に畑を持っている生産者もいます。)

エル・ブスコ:ベラヴィスタ、フェルゲッティーナ、カヴァッレーリ、ヴェッツォーリ、フラタス、カ・デル・ボスコ

コルテ・フランカ:リッチ・クルバストロ、バローネ・ピッチーニ、ソリヴェ、ベルルッキ

その他:モンテロッサ

それぞれの産地差だけで明確な違いが出るほどではありませんが、念頭に置いて飲み比べて頂くと面白いかもしれませんね。

あとのくくりとしては、、、

有名大手生産者:ベラヴィスタ、カ・デル・ボスコ 

有機栽培生産者:フラタス 、バローネ・ピッチーニ 

このあたりも参考になさって下さい。

 

2014イタ展3.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各日数種類ご試飲が出来る可能性がありますし、日時によっては私が実際に違いをご説明する機会もあるかもしれません。

今週は30種類ものフランチャコルタを「眺めに」是非新宿店6Fへ!

次回は実際にイタリア展の会場の様子を、来日生産者を中心にお伝えします。

 

 

 

 

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PROFILE

吉良 竜哉
2年の南欧留学を経て、スペインレストラン、インド料理バー等の新規立ち上げに携わる。
2010年より伊勢丹新宿店に勤務。
旅行、料理、食べ歩き、飲み歩き、ライヴDVD鑑賞、横浜Fマリノスをこよなく愛する。
新しいワインの開拓に専念する傍ら、生産者と直接話をするのがこの仕事の楽しみです。

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